読書2008_政治

さらば財務省!

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

さらば財務省! 官僚すべてを敵にした男の告白

小泉改革の中の人の証言として、とてもおもしろい本でした。小泉、竹中が目指していたものがなんだったのか、本の中で主張されている理屈も筋が通っており、説得力があります。
ただ、あくまで片方からの証言であることには注意が必要でしょう。全体を通して、利権を守ろうとする財務官僚とそれに立ち向かう著者達、という構図で描かれていますが、こういうお話の常として、相手側にも言い分があるはずです。この本は、基本的には信用できると思っていますが、相手側の反論も聞いてみたい気がします。