安部英医師「薬害エイズ」事件の真実

安部英医師「薬害エイズ」事件の真実

安部英医師「薬害エイズ」事件の真実

つい10日ほど前まで、いわゆる「薬害エイズ」事件において、安倍医師、厚生省、ミドリ十字は「悪いこと」をしたのだと思って、疑ってもいませんでした。それが、ここまで事実と乖離していたとは…。
もちろんこの本は弁護側の視点から書かれたもので、それなりにフィルタリングしたことしか書かれてはいないでしょう。ですが、それを割り引いても、事件の枠組みは思っていたのとかなり違っているようです。
一時は悪の権化のごとく考えていたことを思うと、ただ自らの不明を恥じるばかりです。

マスコミの偏向の問題、また社会におけるリスクとベネフィットのトレードオフを考える上で、一度は読んでおくべき本だと思います。