読書2007_ジャンル別_フィクション
飛浩隆
グラン・ヴァカンス/ラギッド・ガール/象られた力
2007年最大の収穫は飛浩隆を知ったことでしょう。
- 作者: 飛浩隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/09/01
- メディア: 文庫
- 購入: 32人 クリック: 186回
- この商品を含むブログ (178件) を見る
ラギッド・ガール―廃園の天使〈2〉 (ハヤカワSFシリーズ―Jコレクション)
- 作者: 飛浩隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2006/10
- メディア: 単行本
- 購入: 5人 クリック: 85回
- この商品を含むブログ (126件) を見る
グラン・ヴァカンスの感想はこちら↓。
その後、シリーズ2作目のラギッド・ガールも読みましたが、印象はまったく変わっておりません。
今、最も新作が待ち遠しい作家はこの人です。
- 作者: 飛浩隆
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2004/09/08
- メディア: 文庫
- 購入: 20人 クリック: 110回
- この商品を含むブログ (240件) を見る
順序としては先にこちらを読んだ方が良いかも。
短編集で読みやすいし。
円城塔
Self‐Reference ENGINE
あと、忘れてはいけないのがこちら。
Self‐Reference ENGINE (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)
- 作者: 円城塔
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2007/05/01
- メディア: 単行本
- 購入: 11人 クリック: 362回
- この商品を含むブログ (260件) を見る
<ソラリスの海>がじつは単一の生命ではなく無数の個体からなっていて、しかもその境界線で海同士がわけのわからぬ会話を交わしていたとする。本書は、そんな波間から釣り上げた会話の断片集といってよい。いや、比喩ではなく、これはマジでそういう本なのであり、しかもその「会話」ときたら、SFファン同士の愚にもつかぬバカ話とうりふたつなのである。というわけで、謹んで「爆笑ソラリスジョーク集」の称号を進呈したい。そして、もちろん、この本の中身はそれだけではないのである。
私ごときが付け加える言葉などございません。*1
枕元においてときどき読み返す、お気に入りの一冊になっています。
まとめ
2007年はSFをよく読みました。
昨年秋から執り行われている脳内和製SFの祭典は、「和製」の文字を取っ払って静かに継続中。
まだまだ終わりそうにありません。