グラン・ヴァカンス

グラン・ヴァカンス

ここひと月近く、私の脳内で静かに執り行われていた和製SFの祭典が、昨夜、1つのクライマックスを迎えました。


俺が読みたかったのは、こういうSFだ!


グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

グラン・ヴァカンス―廃園の天使〈1〉 (ハヤカワ文庫JA)

ここにあるのはもしかしたら古いSFである。ただ、清新であること、残酷であること、美しくあることだけは心がけたつもりだ。飛にとってSFとはそのような文芸だからである。
「ノート」より

まさにそのとおりのSFがここにある。
古いかどうかなんて知ったことではない。
私は、こういうSFが読みたい。

蛇足

象られた力

飛浩隆って、最近の作家だと思っていたら1980年代から活躍されている方だったんですね。
沖方丁とか小川一水とかと同じような年代だと思ってた…。


ちなみに、今回の祭典の始まりを告げたのも飛浩隆の作品でした。

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)

象られた力 kaleidscape (ハヤカワ文庫 JA)


こちらも傑作です。
グラン・ヴァカンスを買いに行ったらなかったんで、仕方なく*1代わりに買ったんだよなーw

*1:失礼!