読書2006_ジャンル別(2)
歴史
ローマ人の物語 (11) ユリウス・カエサル ルビコン以後(上) (新潮文庫)
- 作者: 塩野七生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2004/09/29
- メディア: 文庫
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このジャンルには今のところこのシリーズしか入っていないのでw
でもまじめな話、2006年の一番の収穫はこのシリーズに出会ったことだと思います。
集計時点では文庫23巻(単行本8巻)まででしたが、2007/1/7現在、文庫26巻(単行本9巻)まで読み進みました。
正直なところ、文章はさほど巧いとは思いません。
読みながら所々引っかかりますし、表現の重複やくどいと感じる部分も少なくはないです。
でもそれが些細なことと思えるほどの、圧倒的な「物語」です。
また、このシリーズで書かれているのは、膨大な文献や資料に裏付けされたものではあっても、あくまで塩野七生の手によって再構成された「物語」であることは忘れてはいけないでしょう。
全てを素直に事実として読んでしまうと騙されます。
塩野七生に騙す意図があると言っているのではなく、勝手読みして転んじゃうよ、という意味。
まあ、これくらいの力作にだったら騙されても良いですけどw
脳内キーワード
- 国家
- 体制
- 法
- 皇帝
- 市民
- 愛国
- 誇り
- 品格
- 民族
- 国境
- 軍事
- 外交
- 伝統
- 宗教/信仰
- インフラストラクチャ
- メンテナンス
並べるとちょっと危険な香りがしますなw
ノンポリのくせに、らしくもなくこんな事柄について考えちゃいましたよ。
や、それで左右どちらかに寄ったというわけでもないのですが。