先月のお仕事-ファイルサーバ構築

先月はほとんどずっとファイルサーバの構築をやっておりました。
実は、しばらく前に会社のファイルサーバが壊れ、それから仮サーバで運用していたのです。
仮サーバではバックアップもうまくとれないし、アクセス権の設定も変更できません。
いろいろあってそんな状況が続いていたのですが、先週よーやく新サーバへの移行が終わり、まともな運用が復活しました。


設定に2週間、データの移行に1週間くらいかかったのかな?
#もちろん、完全にそれだけをやっていたわけではないですけど。
OSはRedHatLinux、サーバソフトウェアはSambaです。
いやー、Sambaなんてほとんど(管理者としては)触ったことなかったので大変でした。
…いろいろいじれて楽しかったけどw
で、まあとりあえず一段落したので、苦労した点なんかをメモしておこうかと。

論理ボリュームのコントロール
LVMなんてものがあること自体知りませんでしたorz
フツーにパーティション切って使うことしか知らなかったんで、とっても混乱。
データ移してたらいきなり容量が足りなくなるんだもの…。


既存ドメインへの参加
外注さんが構築した社内ドメインを使っているのですが、そのドメインコントローラがやっぱりSambaなのです。
そこにサーバを参加させるのに一苦労。
同じSamba同士、簡単にできるはずなのですが…、初心者の悲しさ、結構梃子摺っちゃいました。
分かってしまえば大したことではなかったんですけどね。


既存ドメインとの認証の統合
同じSamba同士、統合も楽なはずなのですが(ry
こちらについては結局目指していた方法での実現はできませんでしたorz
幸い代替となる手段があったので、運用上はさほど問題なく解決しました。
でもまあ、あまりスマートとは言えない解決になっちゃいましたね〜w


以前のサーバと使い勝手を変えないこと
実はこれが一番厄介でした。
以前のサーバはWindows2000Serverで、わりと細かい階層構造&権限設定にしていました。
権限設定だけならSambaだけでなんとかなったのですが、階層構造の方が実現できず。
#ブラウザからの見掛け上の話です。
#もしかしたらできるのかもしれませんが、私の調べた範囲では無理でした。
結局Linuxユーザのグループ権限と組み合わせて実現することに。
ちょっと手間のかかる運用方法になってしまいましたが、その分設定の柔軟性と分かりやすさを手に入れたので、まあ悪くない取引でしょう。
しかもリモート&コマンドラインで設定できるようになったので、手間がかかるとは言っても以前とは比べ物にならないくらい楽になりましたし。