おもいでエマノン
本には出会うタイミングというのがあります。
それをあまり嬉しくない意味で強く感じた本でした。
- 作者: 梶尾真治,鶴田謙二
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2000/09/01
- メディア: 文庫
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できるなら、発表された当時にリアルタイムで読みたかった。
せめてまだ私が10代のうちに出会いたかった。
そうであったなら、傑作として強く印象に残り、続編を心待ちにしたことでしょう。
それでも表題作は傑作だと思います。
美しくまとまった、珠玉の短編です。
ただあまりにも完成されていて、後の続編が蛇足と感じられてしまうのです。
続編にも良い作品はあるのですが、それでも。