読書2007_ジャンル別_etc&その他

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もうおうちへかえりましょう

もうおうちへかえりましょう

もうおうちへかえりましょう

ほんの少ししか知らないけど、穂村弘の短歌が私は好きです。
この本はエッセイ集ですが、その中からなんとなく腑に落ちた文章1つを紹介してこの本の紹介に代えます。

村上春樹糸井重里高橋源一郎などの世代には、おかしな云い方だが「実体験」があった。彼らは現実のなかで深く傷ついた経験や何かを失った経験を持っていた。だからこそ、その裏返しとしての「素敵」さを示すことができたのだ。だが、「実体験」のない私たちの世代は、それらを初めから無傷の「素敵」さと錯覚して受け取ってしまったのである。結果的にその「素敵」さは私たちから勇気を奪った。

p.107 八〇年代最大の衝撃

牡蠣礼讃

牡蠣礼讃 (文春新書)

牡蠣礼讃 (文春新書)

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教養主義宣言

新教養主義宣言 (河出文庫)

新教養主義宣言 (河出文庫)

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その他

「社会」はいまひとつピンとくる本がなかったし、「歴史」は「ローマ人の物語」のみで前回も書いたので、省略します。